*基本データ
場所:東京国立博物館 平成館
行った日:2018/5
展覧会 URL ⇒東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館) 創刊記念『國華』130周年・朝日新聞140周年 特別展「名作誕生-つながる日本美術」 (tnm.jp)
上左=岸田劉生《道路と土手と塀》1915年
正方形に近いキャンパスの中に坂道のある風景が写実的に描かれています。空の高さを見ると季節は秋でしょか、木々も少し勢いを失っているようです。向かって左側の石垣と塀の質感の違い、坂道の踏み固められた土と右側の丘の土の質感の違いが見事に表現されています。画面には中心部に消失点があり、見る者の視線をそれぞれの質感の違いを感じつつ坂を上っていくように誘導しています。
六曲一双の屏風、鶴の立ち姿がとても印象的です。
下左=伊藤若冲《仙人掌群鶏図襖》(部分)江戸時代
寺院の本堂を飾る6枚の襖絵の中の1枚。金地に鮮やかな色で鶏が描かれています。
平成館は皇太子ご成婚記念として1999年に開館。本館2階に天皇はじめ皇族の方がおでになられた時にご休憩所として使われた貴賓室がありますが、今は使われておらず(ドラマの撮影では使われるそうです、使用料はとても高いそうです、ときどき公開しています)平成館に新たな貴賓室があるらしいです。(確かめる方法がありません)
本館2階の貴賓室です。