美術館・博物館・名建築 検索の備忘録

美術館・博物館・名建築のススメ

その212:日本民藝館

*基本データ

場所:目黒区駒場

行った日:2025/4

外国人観光客にも人気がある日本民藝館、靴を脱いでスリッパにはきかえます、展示用のガラスケースも専用に設計されている洗練された博物館、内部は撮影不可

柳宗悦

白樺派で思想家の柳宗悦が提唱した、芸術家ではない名もなき職人が造った物の中に美を見いだす民藝。人の少ない時にじっくりと鑑賞したい博物館です

その211:武者小路実篤記念館

*基本データ

場所:調布市仙川

行った日:2025/4

企画展が開催されていますが撮影は不可

休憩室

マンホールの蓋がありますが、設置はされなかったようです

トンネルを通って旧実篤邸へ向かいます

毛呂山の「新らしき村」と贅沢な旧実篤邸の違いに心がゆれます。実篤の理想の中に生きた人達と実篤の暮らしぶり、実篤も「新しき村」で暮らしたこともあったのですが・・・。これも白樺派らしいのかもしれません。

柳宗悦日本民藝館へ向かいます


番外編:埼玉県立近代美術館 MOMSコレクション 春

*基本データ

場所:埼玉県さいたま市

行った日:2025/4

野見山暁治《冷たい夏》1991年

四角い画面の上に、左上から右下に向かって緑と青の模様が描かれています。一見すると何が描かれているのかは、はっきりとはわかりませんが、よく観ると、緑色の部分には左から右下への流れがあり、その中を白い魚が泳いでいて、右側のギザギザした部分は崖になっており、水が崖下に落ちていっているように見えてきます。また、緑の部分はクジャクの羽のようでもあり、青の部分はクジャクの頭にも見えてきます。首を大きく曲げたクジャクが寝ている姿でしょうか。さらに詳しく観ていくと、左下には灰色の家のような形があり、画面中央付近にも、少し隠れてはいますが、茶色い家のようなものが見て取れます。屋根の部分には何かが乗っているのでしょうか、灰色の下に茶色の屋根が透けて見えているようです。この上から見下ろしたような構図は、右側の白いギザギザは階段で、画家はこの階段を登って上から見た風景を描いたのかもしれない、というようなことを連想させます。《冷たい夏》と題された、一見すると抽象画のような作品ですが、詳しく見ていくと、様々な生命のイメージや、風景画の要素を感じることができる、奥の深い作品です

マルセル・デュシャン《ロト・レリーフ》1935年

ロトは回転、レリーフは浮き彫りを意味する言葉です。模様が描かれただけの丸い板ですが、回転させると模様が奥行きを持って動き出すという人間の感覚を意識させる視覚芸術として有名な作品。以前「片目で見るとより効果がわかる」と聞き、片目で見続けていたら気持ちが悪くなったことがありました。

レプリカでもいいから欲しい

その210:ヒアシンスハウス

 *基本データ

場所:埼玉県さいたま市別所沼公園内

行った日:2025/3

24歳で夭折した詩人の立原道造は、別所沼公園の近くに住んでいた同じ詩人の神保光太郎と仲が良 く、神保のもとをしばしば訪れていました。立原も別所沼のほとりに住みたいと計画し、ヒアシンスハウスと名付けたコテージの設計図を作っていました。立原道造は、東京帝国大学工学部建築学科卒の建築家でした)

その設計図をもとに2004年ヒアシンスハウスが別所沼公園内に建てられました

室内が公開されている日には中に入ることができます近くに友人の神保光太郎の喜寿を祝って建てられた詩碑もあります 別所沼をうたった詩「冬日断章ー孤独ー」(詩集『青の童話』に所収されていますが、詩集では「冬日断抄」と表記されています)が刻まれています

沼のほとりをめぐりながら/神をおもふ/水面に映るひとひらの雲/羊の孤独

浪漫派

 

その209:静岡県立美術館 【若冲 樹花鳥獣図屏風】

*基本データ

場所:静岡市

行った日:2025/3

出光美術館に続いて若冲の二つ目の「升目描き」

伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》六曲一双 江戸時代後期

こちらは写真撮影可(これですよ、コレ)しかもゆっくり観ることができます、高速で2時間走った甲斐があります

若冲の「升目描き」は今回の作品と、出光美術館にある《鳥獣花木図屏風》の2点は、美術館に収蔵されているので展示公開されれば観ることができます。《白象群獣図》は個人所蔵のため、めったに観ることができませんので、公開される時は必見です

もう一つ、静岡県立美術館といえばロダン

オーギュスト・ロダンカレーの市民》第一試作1884年

カレーの市民がそれぞれ等身大で展開されています

これが最終的には国立西洋美術館にあるカレーの市民になっていくのでしょうか、とても興味深い展示です

中庭にこんな看板が!美術館で裸足?汚れていい服?何故?

答えは「ねんど解放日」というワークショップが開催されていました。ちょっとのぞいてみたら広い会場にビニールシートが敷かれていて、そこで粘土をやり放題、しかも掃除もいらない、という子どもにも大人にも夢のような空間でした。大人気でしたがスタッフの方の後片付けは大変そうです(地元の県立美術館でワークショップのサポートなどもやっているので、後片付けの方が気になってしまいます)

その208:田山花袋記念文学館

*基本データ

場所:群馬県館林市

行った日:2025/3

群馬県館林市出身の田山花袋の記念文学館

田山花袋《蒲団》などで知られる自然主義文学を確立した文豪で、人間を赤裸々に描いた作品は後の私小説の源になりました

「追補 蒲団の世界-若き恋人たち-展」

《蒲団》の女弟子のモデルなった岡田美知代からの手紙や、花袋の協力により恋人だった永代静雄と結婚した美知代のその後の話などが実物の資料とともに紹介されていて、実に興味深い

中庭があります

等身大パネルに自己紹介が書かれています

「百聞は一見にしかず 」で、子どもにもとてもわかりやすい、全国の文学館はこれを採用すべきです

田山花袋旧居

 

その207:山姥切国広展-名匠の軌跡、名刀の誕生-国広、本作長義と出逢う

*基本データ

場所:足利市立美術館

行った日:2025/3

www.city.ashikaga.tochigi.jp

ビルの中にある足利市立美術館

「山姥切国広」「本作長義」が一緒に展示されている貴重な展覧会

ほかにも「国広」がたくさん展示されています。予約制のためゆっくり観れますが、撮影は不可です