*基本データ
場所:目黒区駒場
行った日:2025/4
外国人観光客にも人気がある日本民藝館、靴を脱いでスリッパにはきかえます、展示用のガラスケースも専用に設計されている洗練された博物館、内部は撮影不可
旧柳宗悦邸
白樺派で思想家の柳宗悦が提唱した、芸術家ではない名もなき職人が造った物の中に美を見いだす民藝。人の少ない時にじっくりと鑑賞したい博物館です
*基本データ
場所:埼玉県さいたま市
行った日:2025/4

野見山暁治《冷たい夏》1991年
四角い画面の上に、左上から右下に向かって緑と青の模様が描かれています。一見すると何が描かれているのかは、はっきりとはわかりませんが、よく観ると、緑色の部分には左から右下への流れがあり、その中を白い魚が泳いでいて、右側のギザギザした部分は崖になっており、水が崖下に落ちていっているように見えてきます。また、緑の部分はクジャクの羽のようでもあり、青の部分はクジャクの頭にも見えてきます。首を大きく曲げたクジャクが寝ている姿でしょうか。さらに詳しく観ていくと、左下には灰色の家のような形があり、画面中央付近にも、少し隠れてはいますが、茶色い家のようなものが見て取れます。屋根の部分には何かが乗っているのでしょうか、灰色の下に茶色の屋根が透けて見えているようです。この上から見下ろしたような構図は、右側の白いギザギザは階段で、画家はこの階段を登って上から見た風景を描いたのかもしれない、というようなことを連想させます。《冷たい夏》と題された、一見すると抽象画のような作品ですが、詳しく見ていくと、様々な生命のイメージや、風景画の要素を感じることができる、奥の深い作品です
マルセル・デュシャン《ロト・レリーフ》1935年
ロトは回転、レリーフは浮き彫りを意味する言葉です。模様が描かれただけの丸い板ですが、回転させると模様が奥行きを持って動き出すという人間の感覚を意識させる視覚芸術として有名な作品。以前「片目で見るとより効果がわかる」と聞き、片目で見続けていたら気持ちが悪くなったことがありました。



レプリカでもいいから欲しい
*基本データ
場所:埼玉県さいたま市別所沼公園内
行った日:2025/3
24歳で夭折した詩人の立原道造は、別所沼公園の近くに住んでいた同じ詩人の神保光太郎と仲が良 く、神保のもとをしばしば訪れていました。立原も別所沼のほとりに住みたいと計画し、ヒアシンスハウスと名付けたコテージの設計図を作っていました。(立原道造は、東京帝国大学工学部建築学科卒の建築家でした)
その設計図をもとに2004年ヒアシンスハウスが別所沼公園内に建てられました
室内が公開されている日には中に入ることができます





近くに友人の神保光太郎の喜寿を祝って建てられた詩碑もあります
別所沼をうたった詩「冬日断章ー孤独ー」(詩集『青の童話』に所収されていますが、詩集では「冬日断抄」と表記されています)が刻まれています
沼のほとりをめぐりながら/神をおもふ/水面に映るひとひらの雲/羊の孤独
浪漫派
*基本データ
場所:静岡市
行った日:2025/3
伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》六曲一双 江戸時代後期
こちらは写真撮影可(これですよ、コレ)、しかもゆっくり観ることができます、高速で2時間走った甲斐があります








若冲の「升目描き」は今回の作品と、出光美術館にある《鳥獣花木図屏風》の2点は、美術館に収蔵されているので展示公開されれば観ることができます。《白象群獣図》は個人所蔵のため、めったに観ることができませんので、公開される時は必見です

オーギュスト・ロダン《カレーの市民》第一試作1884年
カレーの市民がそれぞれ等身大で展開されています
これが最終的には国立西洋美術館にある《カレーの市民》になっていくのでしょうか、とても興味深い展示です
中庭にこんな看板が!美術館で裸足?汚れていい服?何故?
答えは「ねんど解放日」というワークショップが開催されていました。ちょっとのぞいてみたら広い会場にビニールシートが敷かれていて、そこで粘土をやり放題、しかも掃除もいらない、という子どもにも大人にも夢のような空間でした。大人気でしたがスタッフの方の後片付けは大変そうです(地元の県立美術館でワークショップのサポートなどもやっているので、後片付けの方が気になってしまいます)