*基本データ
行った日:2023/1
美術館URL⇒笠間日動美術館 (nichido-museum.or.jp)
高橋由一《鮭図》1879~80年
今回の目的はこれ。高橋由一が描いた7点の鮭のうちの1点。85.9×24.6㎝で東京藝術大学大学美術館にあるものより小さめで鮭の向きが逆です。こちらはキャンバスではなく板に描かれていて、木目がそのまま絵の一部になっていたり、荷札らしきものも付いていたり、よりリアルに描写されています。⇒その102:特別展「日本美術をひも解く―皇室、美の玉手箱」前期 - 美術展・名建築 検索の備忘録 (hatenablog.com)
東洋藝術大学大学美術館の《鮭》は重要文化財に指定されていますが、こちらの方が良く描けていると思います。他の鮭も見てみたい。
高橋由一《鯛図》
鯛も生々しい。
山本大貴《Sound of Silence》2010年
116.7×116.7㎝の正方形のキャンパスにギターを弾く女性が描かれています。一見してフェルメールの《リュートを調弦する女》や《ギターを弾く女》を連想させますが、描かれているのはまさに現代です。高橋由一の作品と比較すると、写実絵画の変遷がよくわかります。
カフェ・ド・ローブからの眺め。(写真が下手すぎて映えていません)