*基本データ
場所:水戸市
行った日:2023/1
美術館URL⇒茨城県近代美術館 | The Museum of Modern Art, Ibaraki (ibk.ed.jp)
おなじみ茨城県立近代美術館。ちなみに近代とは、日本では1868年~1945年までのことで、ヨーロッパではルネサンス後~世界大戦終了くらいまでが通説です。しかしながら近代美術館の収蔵品が必ず近代のものというわけではなく、まとめて寄贈されたものの中に若冲の作品が混ざっていた、ということもあるそうです。
オーギュスト・ロダン《三つの影》1898年
《地獄の門》の一番上に乗っている像です。一見するとわかりませんが3体は同じ型から制作されていて、同じ形をしています。
所蔵品展示室にはこのような作品紹介のカードが準備されています。他の館でも見ますが、こちらはフルカラー(古い)で裏に詳細な説明文が記載されています。
オーギュスト・ルノワール《マドモワゼル・フランソワ》1917年
こちらの作品については、カードにモデルのことや他のルノワールの作品との比較などが記載されていて興味深い。
この作品は、国立西洋美術館で開催のブルターニュ展に出品予定されるそうです。
海老原喜之助《雪中行軍》1930年
エコール・ド・パリの一人、海老原ブルーが美しい。
中村彝《裸体》1916年
敷地内にアトリエが再現されています。
「戦後日本版画の展開」という企画展と関連して、版画の技法を紹介する展示が行われていました。実物を初めて見るものが多く、技法についてもパネルで詳しく紹介されていて勉強になります。ものすごく得した気分です。
カフェ&レストラン「プティ・ポワル」、ブラインドがおりているため残念ながら千波湖は見えません。「一般公衆のレクリエーションに資するために必要な事業を行う」ことも博物館の役割なので、美術館ではそれが十分に果たされているかを検証するために併設のレストランやカフェに入ります。(嘘です、でも寄るのは本当です)