*基本データ
場所:軽井沢
行った日:2023/5
美術館URL⇒ 軽井沢安東美術館 Musée Ando à Karuizawa | (musee-ando.com)
2022年10月に開館したばかりの藤田嗣治の作品だけを展示している美術館。
右側がチケット売場で左側がカフェ、ここもパンですが混んでいたので今回はパス。
展示室1はプロローグ的な感じ。
展示室2〈渡仏-スタイルの模索から乳白色の下地へ>
各展示室のテーマに沿った作品が展示されています。室内の壁の色も変えてあります。
展示室3〈旅する画家-中南米、日本、ニューヨーク〉
展示室4〈ふたたびパリへ-信仰への道〉
礼拝堂が再現されています。
展示室5〈少女と猫の世界〉
壁一面に多くの作品が飾られ、天井にはシャンデリア、作品にキャプションもありません。(この展示室のみ作品リストがあります)日本の美術館では、ありそうでほとんどない展示方法です。(自分は隙間なく並んでいる絵を見るのが大好きです)
昔、画廊にはこんな感じの特別室がありました。
屋根裏展示室
中庭
〈サロン ル ダミエ〉ではフリードリンクを楽しみながら動画による作品解説を視聴できます。講演会やリサイタルの会場としても利用できるレンタルスペースにもなっています。
軽井沢安東美術館は、絵画コレクターの美術館です。テーマごとに色分けされた展示室のワイヤーまで同色だったり、礼拝堂のような雰囲気の中で作品を鑑賞できたり、壁一面にキャプションなしで作品が飾られていたり、美術館なのにフリードリンクを楽しめたり、オーナーの嗜好が強く反映された絵画好きがあこがれる空間そのものです。この美術館も、これからの個人美術館(一人の画家の作品のみを展示するという意味での)の一つの形という感じがします。