*基本データ
場所:東京都美術館
行った日:2023/3
展覧会URL⇒レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才|東京都美術館 (tobikan.jp)
オーストリアのウィーン近郊で生まれ、1918年、スペイン風邪で28歳で亡くなった表現主義の画家 エゴン・シーレの展覧会、ですが他の作品も多いです。
第一次世界大戦にオーストリア=ハンガリー帝国軍として参加しています。
エゴン・シーレ《丘の前の家と壁》1911年
エゴン・シーレ《吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)》1912年
平面的で装飾的ではありますが、説明しがたい感じがシーレらしい。(表現主義なので)
エゴン・シーレ《小さな街Ⅲ》1913年
楽しくて描いたように感じられる作品。
エゴン・シーレ《モルダウ湖畔のクルマウ(小さな街IV)》1914年
珍しく色が多い作品。展示されている油彩は正方形のものが多いことがクリムトの影響を感じさせるのでしょうか。
第49回ウィーン分離派展に招待され、メインルームに48点の作品が展示されました。これはその時にシーレが作成したポスター。一番上の席に座っているのがシーレ、描かれた当初は向側の空席に同年2月に56歳で亡くなったクリムトが描かれていたそうで、机上の本も当初は晩餐の皿でした。そしてシーレ自身も同年10月に28歳で亡くなります。
エゴン・シーレ《ほおずきの実のある自画像》1912年
どの作品もそうなのですが、やはり眼差しが印象的です。構図がアンバランスなのは、2点で一対の作品だからです。対の《ヴァリの肖像》も見たかった。