*基本データ
場所:国立新美術館
行った日:2019/7
グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年(部分)
ポスターの作品は
マクシミリアン・クルツヴァイル《黄色いドレスの女性(画家の妻)》1899年(部分)
エゴン・シーレ《自画像》1911年(部分)
178×80㎝、クリムト40歳の時の作品。縦長の画面に女性が描かれています。掛け軸のような構図や、落款のようなサインに日本美術の影響が見て取れます。人物の顔は写実的に描かれている反面、背景はデザイン化され、洋服は装飾的で平面的なのがクリムトらしさです。描かれているのは恋人(結婚はしませんでした)だったエミーリエ・フレーゲ。エミーリエは弟の嫁の妹で、姉妹でファッションサロンを経営していました。会場には、エミーリエがデザインしたドレス(再生制作)やクリムトが着ていたスモッグ(実物)が展示されています。当時はコルセットでウエストを締め付けるファッションが主流でしたが、エミーリエは、ゆったりとした改良服を作りました。