*基本データ
場所:国立西洋美術館
行った日:2020/8
展覧会 URL ⇒ロンドン・ナショナル・ギャラリー展|国立西洋美術館 (nmwa.go.jp)
コロナのため外出もままならず、美術展も中止・延期になり、チケットも電子チケットになってしまい残念です。ヨハネス・フェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》1670~72年頃
51.5×45.5cm、ヴァージナル(鍵盤楽器)に手を置きながらこちらを見ている女性が描かれています。この作品にはフェルメール特有の窓から差し込む自然の光はなく、手前側より人工的な光が室内を照らしているようです。部屋の中は雑然としていて、窓にかかるカーテンやタペストリーには緻密な描き込みはみられず、やや平坦な表現になっています。しかしながら絵の中の女性はフェルメールブルーのドレスを身にまとい、唇と首飾りのポワンティエと一緒に自らも輝いているようです。
パオロ・ウッチェロ《聖ゲオルギウスと竜》1470年頃
55.6×74.2cm、なんてったってウッチェロです、初来日はもちろんですが、もう二度と来ないかもしれません。ロンドンに行かなくても見られるなんて感動以外の何物でもありません。美術史の中で遠近法といえば「これ」とうい作品。様式化されているような馬とドラゴンの表現も興味深い。
フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1888年
92.1×73cm、15輪のひまわり、SONPO美術館のものと同じ構図。