*基本データ
場所:山種美術館
行った日:2018/6
展覧会 URL ⇒【特別展】琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ― 〔過去に開催された展覧会〕 - 山種美術館 (yamatane-museum.jp)
伝 俵屋宗達《槙楓図》(部分)17世紀
本紙 151.7cm×361.6cmの六曲屏風。金地に曲線で槙が3本、その間に垂直に伸びる槙が3本、後方に赤い葉をつけた楓が2本描かれています。曲線で描かれた3本の槙はそれぞれが生き生きと呼応しあい、また曲線と直線の槙が一対となって左下から右上へと視線を誘導していきます。背景では2本の楓が右下から左上へ対角線状に伸び、赤い葉とともに全体を引き締め、木の根元の桔梗が画面に奥行を感じさせます。のちに尾形光琳が模写した《槙楓図》は全体的にすっきりと、楓の葉も左右の楓がつながるように描かれていて、より装飾的な感じがします。
山種美術館は全国初の日本画専門美術館として1966年に開館。速水御舟《炎舞》⇒作品紹介 - 山種美術館 (yamatane-museum.jp) を所蔵していることで有名。恵比寿駅から歩いて10分。