*基本データ
行った日:2019/11
展覧会 URL ⇒ラウル・デュフィ展 | パナソニック汐留美術館 Panasonic Shiodome Museum of Art | Panasonic
ラウル・デュフィ《ニースの窓辺》1928年
75×62cm、バイオリン・彫刻・ピアノ・楽譜などがセザンヌのような多視点による配置で描かれています。各所に施された斜めの筆致が画面に奥行きと立体感を生み、鮮烈な色使いで見る者に迫ってきます。
ラウル・デュフィ《赤いヴァイオリン》1946年
54×62cm、デュフィが「調性画法」と呼んだ「単一の色を基調とする、または色数を限定した手法」で描かれた作品。赤い背景にヴァイオリンと楽譜が描かれています。葉のデザインが、音楽と絵画の共鳴を装飾しているかのようです。
ラウル・デュフィ《黄色いコンソール》1949年
93×81cm、デュフィのアトリエに置かれている14世紀時代のコンソールとヴァイオリン・楽譜が描かれています。コンソールの微妙に変化する黄色と下方の壁の薄い青が調和しています。鏡のまわりやコンソールに施された彫刻の薄い緑がアクセントになり、楽譜の音符とヴァイオリンは絵の中でリズムを刻んでいます。
デュフィのテキスタイルを用いた舞台衣装の撮影スポット。一緒に写真を撮るには勇気が必要かも。デュフィはファッション・デザイナーのポール・ポワレと布地の共同開発をしたり、リヨンにあるビアンキーニ=フェリエ社と契約し、布地の図案を提供したりしていたそうです。