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美術館・博物館・名建築のススメ

その174:三溪園 【 横浜 名建築巡り ① 】

*基本データ

場所:横浜

行った日:2023/12

三渓園URL⇒ 横浜 三溪園 - Yokohama Sankeien Garden -

日本庭園の三渓園には、移築されたものなど17棟の古建築があり、そのうちの10棟が重要文化財です。横浜駅のバス乗り場に自信がないためJR根岸駅から歩きます。最寄り駅は山手ですが、山を越える感じなので、このルートにしました。わかりやすく街路樹もきれいです。

30分くらいで南門に到着。

江戸時代の臨春閣。

桃山時代の旧天瑞寺寿塔覆堂の後ろ側。寿塔とは長寿を願い生きているうちに建てるお墓のことで、これは秀吉が母親の長寿を願い建てた寿塔を覆っていたものだそう。

前面の扉のには、上半身が女性、下半身が鳥の「迦陵頻伽」の彫刻があります。

江戸時代の聴秋閣、移築前は3つの屋根を組み合わせた外観から「三笠閣」と呼ばれていたそうです。

遊歩道を上りますが、丸い石が敷かれていたり、傷んでいるところもあり、注意して登らないところびます。(ころびました)

江戸時代初めごろの天授院。原家の持仏堂として使われていたそうです。

月華殿も、三渓が建てた茶室の金毛窟も、修繕中で観ることができません。

基本的にどの建物も内部に入ることはできませんが、今回、中に入ることができた唯一の旧矢箆原家住宅の囲炉裏。実際に薪が燃えています。

江戸時代初めのころの旧東慶寺 仏殿。

室町時代の旧燈明寺 三重塔。

三重塔からの眺め。

展望台へ向かいます、左側に関東大震災で崩れてしまった松風閣の跡があります。

展望台からの眺め。

室町時代の旧燈明寺 本堂。

本堂境内から三重塔を眺めた図。

隣花苑の元オーナーが経営する待春軒で昼食。

やっぱり三渓そば。

鶴翔閣、明治35年に原三渓が自らの住まいとして建てたもの。

帰りは正門から出てバスに乗ります。市営バスは乗車口に運転手さんがいるので、行きたいところを尋ねることができます。さらに料金が前払いの一律220円なので、多少遠回りの路線に乗ってしまっても市内を見学できるのでおすすめです。Suicaもいけます)

横浜駅行のバスに乗って吉浜橋で降りて、昭和の初めに開業したホテルニューグランドへ向かいます。