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美術館・博物館・名建築のススメ

その170:平山郁夫シルクロード美術館

*基本データ

場所:小海線 甲斐小泉駅近く

行った日:2023/10

美術館URL⇒平山郁夫シルクロード美術館 | 平山郁夫シルクロード美術館 八ヶ岳高原 平山郁夫作品やシルクロード関連9000点以上の美術品を収蔵。JR中央本線「小淵沢」駅乗り換えJR小海線「甲斐小泉」駅前 (silkroad-museum.jp)

平山郁夫シルクロード美術館は、平山郁夫氏が設立したシルクロード研究所が母体となっています。平山郁夫氏の個人美術館ではないため、絵画の展示数は多くはないのですが、素晴らしい大作や平山氏が収集したシルクロードに関する貴重な資料を鑑賞することができます。

オランジュリー美術館のモネの部屋から着想を得たという展示室。

このような形で平山氏の代表的な作品を鑑賞できるのは、おそらく日本でもここだけかもしれません。

シルクロード行くキャラバン 西・月》2005年

アフガニスタンの砂漠を行く・月》2007年

パルミラ遺跡を行く・夜》2006年

《行七歩》1962年

平山氏のアトリエが再現されています、イーゼルの作品《病室の窓辺の花》は絶筆だそうです。

東京国立博物館 東洋館に展示されているものと同種の貴重なガンダーラ仏がたくさ展示されています。写真はありませんが「正倉院展」で見たような貴重なガラス器もたくさん展示されています。(このようなものを個人で収集することができるなんて・・・)

この2-3世紀の仏陀像は、まだ「螺髪」ではなくウェーブのかかった髪型をしていて、顔立ちもギリシャ彫刻の流れが残っています。

7世紀の仏陀像になると、髪の毛は「螺髪」に、顔立ちも東洋的になってきています。ガンダーラ(現パキスタン)で生まれた仏像芸術は、シルクロードを通って日本へ伝わります。

ミュージアムカフェ「キャラバンサライ」。ホームページに「三方ガラス張りの明るい店内から、JR小海線甲斐小泉駅や、八ヶ岳南アルプスの眺めを楽しむことができます」とありましたので楽しみにしていたのですが、三方ガラス張りがパーテーションとスクリーンで隠され、カフェから外の景色は全く見えません。特に八ヶ岳が見える側のパーテーションはかなり頑丈に作られています・・・。何故?(桃のジュースは美味しかったのですが・・・)