*基本データ
場所:東京国立博物館
行った日:2024/1
博物館URL⇒東京国立博物館 - 展示・催し物 催し物 イベント 博物館に初もうで (tnm.jp)
東洋館2階テラスから。
伊藤若冲《松梅群鶏図屏風》江戸時代 6曲1双
横山大観《無我》1897年
今年こそはよい年でありますように。
*基本データ
場所:東京国立博物館
行った日:2024/1
博物館URL⇒東京国立博物館 - 展示・催し物 催し物 イベント 博物館に初もうで (tnm.jp)
東洋館2階テラスから。
伊藤若冲《松梅群鶏図屏風》江戸時代 6曲1双
横山大観《無我》1897年
今年こそはよい年でありますように。
*基本データ
場所:国立西洋美術館
行った日:2023/12
展覧会URL⇒もうひとつの19世紀―ブーグロー、ミレイとアカデミーの画家たち|国立西洋美術館 (nmwa.go.jp)
古典的な芸術様式を重んじたアカデミーの画家たちですが、19世紀の変化にとんだ時代に、需要に応じて主題や様式を変え、その伝統と歴史を後世に伝えようと努めました。
国立の美術館もSNSへの投稿を推奨しています。
ジョン・エヴァレット・ミレイ《あひるの子》1889年
今回は照明の影響なのか、背景が森で、後ろに道が続いている少し開けた池のほとりに少女が立っているように見えます。手に持っているものは紙に包まれたアヒルの餌のパン、そこにアヒルが集まってきています。この作品について、右側の大きな解説パネルでは、古典的な物語性や寓意性よりも感情に訴えかける情緒を優先させるファンシー・ピクチャー(空想絵画)と紹介されています。
ジョン・エヴァレット・ミレイ《狼の巣穴》1863年
画面には、室内にある大きなグランドピアノの前で、狼ごっこで遊ぶミレイの4人の子どもが描かれています。真ん中の茶色の毛皮に包まれてこちらを威嚇しているのが長男のエヴァレット、その隣で顔を出しているのが次女メアリー、白い毛皮をかぶっているのが次男のジョージ、退屈そうに寝転がっているのが長女のエフィ、そしてグランドピアノが狼の巣穴。ずっと見ていると子どもたちが狼のようにも見えてきます。人物や毛皮、服の繊細で写実的な描写に比べ、背景は荒いタッチで描かれ、スポットライトのように照らす光とともに、主題である子どもたちを引き立てています。
国立西洋美術館の中庭。この美術館には ロダン《考える人》は何体あるでしょう?というクイズの答えは3体です。前庭に2体(1体は地獄の門)と中庭に面したこの展示スペースに1体あります。
常設展を観ます。フランク・ブラングイン《しけの日》1889年
フェルナン・レジェ《赤い鳩と青い空》1953年
藤田嗣治《坐る女》1929年
ポール・シニャック《サン=トロペの港》1901-02年
アリスティード・マイヨール《花の冠》1889年
ジョヴァンニ・セガンティーニ《羊の剪毛》1883-84年
ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ《貧しき漁夫》1887-92年
日本でシャヴァンヌの油彩が常設で観られるのは、ここと大原美術館くらいです。
*基本データ
場所:千葉県立美術館
行った日:2023/12
展覧会URL⇒ 開催中の展覧会 - 千葉県立美術館 (chiba-muse.or.jp)
JR千葉みなと駅から歩いて10分。
千葉県立美術館
1974年開館、設計は大高正人氏。大高建築は1970年半ばから三角屋根が多くなりましたが、ここもその一つ。まずは建築を観て回ります。
一番大きな三角屋根はこの柱で支えられています。柱は階段にもなっていて2階(?)に上がれるようになっています。ビーストがいます。
周りはこのような柱で支えられています。ここ(第7展示室)は通常広いホールになっていますが、今は簡易的なパーテーションで仕切られています。
郡司和夫《天使》1978年
展示台は柱の形に切り込まれていていたり、天使が串に刺されていたりしています。(笑)
県民アトリエ棟。機能的・・・ではなさそうな内部。
外の四角いものは雨水桝のようなものかもしれない。(機能的であるような、ないような)三角屋根から落ちる滝のような雨水も見てみたい。
角がとがっています。
磨き出されていないコンクリートの壁。
中庭に出ることができます。
大高建築ではあまり見たことがない池がありますが、やはりカクカクしています。
テオ・ヤンセン展会場入口に「写真・動画、ともに撮影可能です。SNSでぜひ拡散をお願いします。」とあります。(これですよ!これ)掲示されている解説だけでなく、SNSなどで、他の方がどこに注目して、どんな感想を持ったかを知ると、より鑑賞が深まります。
テオ・ヤンセン氏が作る、風の力で生き物のように動く巨大アート作品、ストランドビーストの展覧会。右側の展示では、ストランドビーストの仕組みを実際に動かすことができます。
仕組みは複雑なのですが、レバーを回すとすべての部品が生き物のように動き、一番下のえんぴつで図形を描きます。これだけではなく・・・
会場内にミニビーストをうちわの風で動かすことのできるスペースが準備されています。だけではなく・・・
《アニマリス・オルディス》2006年
こちらの展示では実際にビーストを手で押して動かすことができます。(もちろんやってみました、笑いが止まりません)だけではなく・・・
巨大なビーストを動かす実演も行われています。
《アニマリス・オムニア・セグンダ》2018年
《アニマリス・アデュラリ》2012年
《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》2013年
《アニマリス・リジデ・プロペランス》 1995年
《アニマリス・ミミクラエ》2019年
《アニマニス・ウミナミ》2017年
《アニマリス・カリブス》2018年
小学校3学年理科の「風やゴムの力」という授業で、送風機を使ってほかけ車を走らせる実験があります。(地元の小学校で理科支援員などをやっています)その実験の中でミニビーストを動かせば児童は大喜びだろうなあ・・・などと考えましたが、こちらがメインになってしまいそう。(でもきっと記憶には残るでしょう)
カフェレストラン Shirayuri 。テオ・ヤンセン展にちなんで、オランダ国旗の赤白青のリボンでデコレーションされています。
11時ごろに行ったのですがランチメニューは11時30分からとのことでカレーになりました。(行かれる方はご注意を)12時すぎに前を通ったらほぼ満席した。(平日なのに大人気です)
最後に浅井忠先生に一礼して駅に向かいます。千葉県立美術館は浅井先生の研究とコレクションでも有名です。昔、福岡のコレクターのお宅で浅井先生の油彩を見せていただいたことがあります、個人で所有しているなんて驚きでした。熊本ではコレクターの方から青木繁のデッサンを見せていただいたこともあります。(2作品とも図録に掲載されているものでした)
美術館ですが科学博物館のようでもあり、得るものの多い展覧会でした。
*基本データ
場所:横浜
行った日:2023/12
博物館URL⇒ 神奈川県立歴史博物館 (kanagawa-museum.jp)
明治37年竣工、旧 横浜正金銀行本店として建てられたネオ・バロック様式建築。
ちなみに正金とは現金のこと。
展示室内が暗すぎないだろうか?
表示板にこの輝きが必要なのだろうか?
円覚寺舎利殿の実物模型なら、宮殿・観音菩薩立像・地蔵菩薩立像が無いのはなぜだろう?(そもそも北鎌倉に行けば本物が見れるのになぜここに模型が・・・)
社会福祉法人県央福祉会が運営する「喫茶ともしび」で食事もしました。
明治37年の建物の痕跡を探しますが・・・。
歴史・民俗系の博物館では、土器で始まり昭和初期の暮らしで終わるという展示の流れは普通で、実物資料よりもレプリカやジオラマなどの二次資料が多いのも普通のことですが、ここは何かが足りないような気がします。来館者が博物館に来る目的は人それぞれですが、その目的のためのコンテンツを準備することは必要だと思います。ミュージアムリテラシーという言葉がありますが、来館者が博物館を使いこなすためには博物館側に必要なことがある、というようなことをしみじみ考えながら退館しました。
*基本データ
場所:横浜
行った日:2023/12
キング URL⇒ キングの塔(神奈川県庁本庁舎)へようこそ! - 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)
クイーン URL⇒ 資料展示室のご案内 : 横浜税関 Yokohama Customs
ジャック URL⇒ 横浜市開港記念会館 横浜市中区 (yokohama.lg.jp)
昭和3年竣工、キングの塔(神奈川県庁本庁舎)。
神奈川県庁本庁舎ではキングがある屋上に行くことができます。(平日のみ)正面入り口を入ると中央に階段、その両側にエレベーターがありますが屋上の6階まで行けるのは向かって左側です。
6階でエレベーターを出ると正面にドアがあり、そこから外へ出られます。
屋上展望台があります、左にクイーンが見えます。
クイーンの塔。
ジャックの塔。
キングの裏側、中は階段になっていて一番上は9階。
もちろん立ち入り禁止です。
螺旋階段。
ライト様式のテラコッタ。この建物の軒先を飾っていたもので、今も塔屋の一部に使われているそうです。
6階には神奈川県庁本庁舎 歴史資料室もあります。自分で、照明のスイッチを入れて、3分30秒の解説が流れるボタンを押して、鑑賞します。
クイーンの塔がある横浜税関には資料展示室があり、輸入禁止品などの展示が無料で見られます。
ジャックの塔がある横浜市開港記念館は、現在休館中で見学できません。
神奈川県立歴史博物館(旧横浜正金銀行本店)へ向かいます。
*基本データ
場所:横浜
行った日:2023/12
ホテルURL⇒横浜・ホテルニューグランド|【公式】ホテルニューグランド|横浜 山下公園前のホテル (hotel-newgrand.co.jp)
昭和2年開業、設計は東京国立博物館 本館と同じ渡辺仁。
本館入口の階段、東京国立博物館 本館入口の階段と似ています。ニューグランドブルーの絨毯が素晴らしい。
タイルにもブルーが入っています。
*基本データ
場所:横浜
行った日:2023/12
三渓園URL⇒ 横浜 三溪園 - Yokohama Sankeien Garden -
日本庭園の三渓園には、移築されたものなど17棟の古建築があり、そのうちの10棟が重要文化財です。横浜駅のバス乗り場に自信がないためJR根岸駅から歩きます。最寄り駅は山手ですが、山を越える感じなので、このルートにしました。わかりやすく街路樹もきれいです。
30分くらいで南門に到着。
江戸時代の臨春閣。
桃山時代の旧天瑞寺寿塔覆堂の後ろ側。寿塔とは長寿を願い生きているうちに建てるお墓のことで、これは秀吉が母親の長寿を願い建てた寿塔を覆っていたものだそう。
前面の扉のには、上半身が女性、下半身が鳥の「迦陵頻伽」の彫刻があります。
江戸時代の聴秋閣、移築前は3つの屋根を組み合わせた外観から「三笠閣」と呼ばれていたそうです。
遊歩道を上りますが、丸い石が敷かれていたり、傷んでいるところもあり、注意して登らないところびます。(ころびました)
江戸時代初めごろの天授院。原家の持仏堂として使われていたそうです。
月華殿も、三渓が建てた茶室の金毛窟も、修繕中で観ることができません。
基本的にどの建物も内部に入ることはできませんが、今回、中に入ることができた唯一の旧矢箆原家住宅の囲炉裏。実際に薪が燃えています。
江戸時代初めのころの旧東慶寺 仏殿。
室町時代の旧燈明寺 三重塔。
三重塔からの眺め。
展望台へ向かいます、左側に関東大震災で崩れてしまった松風閣の跡があります。
展望台からの眺め。
室町時代の旧燈明寺 本堂。
本堂境内から三重塔を眺めた図。
隣花苑の元オーナーが経営する待春軒で昼食。
やっぱり三渓そば。
帰りは正門から出てバスに乗ります。市営バスは乗車口に運転手さんがいるので、行きたいところを尋ねることができます。さらに料金が前払いの一律220円なので、多少遠回りの路線に乗ってしまっても市内を見学できるのでおすすめです。(Suicaもいけます)
横浜駅行のバスに乗って吉浜橋で降りて、昭和の初めに開業したホテルニューグランドへ向かいます。