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その113:福島県立美術館 【大高建築とフェルナン・レジェ《歩く花》】

*基本データ

場所:福島市

行った日:2022/9

美術館URL⇒HOME - 福島県立美術館ホームページ (fcs.ed.jp)

来館目的は屋外の遠くに見えるフェルナン・レジェ《歩く花》です。

近づいてきます。

通り過ぎました。

f:id:descri:20211208132024j:plain自宅でも歩く花が歩いています。

《歩く花》の大きな作品は箱根 彫刻の森美術館にもあります。小さなものは笠間日動美術館にあります。

福島県立美術館は、福島県出身の建築家 大高正人氏の設計。

大高氏は、東京大学大学院修了後、前川國男建築事務所に入所。1960年結成のメタボリズム・グループの一人で、そこには黒川紀章氏も参加していました。空中都市の「坂出人工土地」を作ったことで有名です。「坂出人工土地」は、黒川氏の「中銀カプセルタワービル」とコンセプトが似ています。残念ながらカプセルタワービルは解体され、坂出人口土地も老朽化が進んでいるようです、こちらのブログで紹介されています、後半の方です⇒その471:【4年越し】スカイレストニュー室戸【爆走四国アゲイン7/7】 - 廃墟ガールの廃ログ

隣接して県立図書館もあります。

ロビーが吹き抜けになっています。大高建築は1970年半ばから三角屋根が多くなりました。天井はなく吹き抜けで、光の効果と開放感がすばらしい。(でも美術館にこの空間は必要なのか?もちろん必要です)「生誕100年 朝倉摂 展」が開催されていました。