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美術館・博物館・名建築のススメ

その13:弥生美術館 竹久夢二美術館

*基本データ

場所:上野・弥生式土器ゆかりの地ちかく

行った日:2018/5

弥生美術館 竹久夢二美術館 HP ⇒弥生美術館・竹久夢二美術館 (yayoi-yumeji-museum.jp)

f:id:descri:20210604201029j:plain上=高畠華宵《華麗の夢》 

白い孔雀を背景に花を抱えた女性がおさえた色調で描かれています。華宵が描く男性像もどこか妖艶な雰囲気が漂うのは華宵がイラストレーターとして生きた「大正のおわりから昭和のはじめ」という時代の反映でしょうか。

下=竹久夢二《APL・FOOL》1926年

「婦人グラフ」の表紙絵として描かれた作品。カフェの女性店員のところに🎩をかぶって💐を持った男性が近づいてきます。女性が持っている「目かくし」には大きな瞳が。テーブルに置かれた花瓶には物語の展開を暗示するかのように、蕾、開花した花、そして枯れた花。(画題がエイプリルフールなので、これはすべて店員さんの作り話?)

f:id:descri:20210604201118j:plain弥生美術館は、昭和59年(1984)6月1日に鹿野琢見氏によって創設され、その後、平成2年(1990)11月3日に併設されている竹久夢二美術館が開館。個人コレクションの展示ですが、都内で夢二作品がいつも見られるのはここだけだと思います。

f:id:descri:20210604201228j:plain竹久夢二《最後の手紙》の石碑があります。

画賛:ぬれて来ば よしや涙にあらずとも うれしきものを 山のおとづれ (横書きにすると風情がありません)