*基本データ
場所:国立西洋美術館
行った日:2019/2
展覧会 URL ⇒ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代|過去の展覧会|国立西洋美術館 (nmwa.go.jp)
今回の展覧会は、コルビュジエの作品の中でコルビュジエの作品を見るという貴重な機会。
コルビュジエは建築家になる前は画家(本名 ジャンヌレ)だったそうです。
「ピュリスム」とは翻訳すると純粋主義、何に対して純粋なのかというと「キュビスム」だそうです。キュビスムは主観的で無秩序だと批判し、機能性が純化された普遍的な表現を提唱したそうです。会場には明快で幾何学的な空間を意識した絵画作品が並んでいます。(確かにピカソやブラックの作品よりは規則性を感じますが基本は同じ?)
ル・コルビュジエ「画家オザンファンのアトリエ・住宅」(模型)
ル・コルビュジエ「スタイン=ド・モンヅィ邸」(模型)
ル・コルビュジエ「イムーブル=ヴィラ」(模型)
建築家になったコルビュジエが提案したのは、ピロティ・屋上庭園・自由な平面・自由な立面・水平連続窓という近代建築の5原則。現代風に言うとシンプルで機能的、そしてエコというところでしょうか。しかしながら晩年の代表作に有機的な曲線を使った「ロンシャンの礼拝堂」がありますが、こちらは5原則とはかけ離れています。近代建築の5原則は時代が生み出したものだったのでしょうか。
明かり取り窓。